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[C116]

うんにゃ、そんなことないと思います。
このままで…

というか、続きが(`・д・´;)ゴクリ
  • 2009-08-20
  • かっぱ~
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[C117]

文章量は確かに多いですけど、文章自体にキレがあるせいもあって、私も読んでて『長い』とは感じませんでした。
今回のストーリー展開考えると、むしろこのぐらいのボリュームでちょうどいいのでは?
  • 2009-08-21
  • 地獄の仏
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[C118]

感想どもですー
拍手レスのほうは後日

文章量はですねー
あと5行くらい減らしたかったかな、と自分の中で思っておりますです

とはいえ、削りすぎて脆くなったミニ四駆みたいになるとアレなので、ほどほどですかね(笑
  • 2009-08-22
  • Haming
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Little Bravery Э  2.2

2.2


 魔法の発達した世界で、どこでどういった音が出ようが不思議ではないよなとは思ってみたものの、気になるものは気になる。
 爆発音と、それに追従するビリビリという地鳴り。
 地鳴りがするほどの爆発なのだから、そこそこ派手な大きさだ。
 こんなときでもライはいびきをかいて眠ったままだ。図太い。もっとも、これくらいの図太さも、この世界で生きていくためには必要なのかもしれない。
 無視して寝るという選択肢もあったのに、目を開いた次の瞬間、それは消え去ってしまった。
 星空をうっすらと染める橙の光。
 明らかに、何かが燃えている色。
「ちょっ……ライ、やばいよ燃えてるよほらアソコ、何かおきてるよ絶対。どうしよう逃げよう」
「……ああん?」
 新太はライの肩を揺すって起こすが、寝ぼけているのか気にしていないのか、返事が曖昧だ。
 空の様子を見て大きくあくびを一発、また横になってしまった。あからさまにどうでもよさそうな素振りだった。
 なんだよ役立たず。
 むしろ役立っていないのは自分なのに悪態をついてやる。
 もしあそこで誰かが大変なことになってたら、どうするんだ。
 っていうか誰かが大変なことになっていたとして、どうすれば良いんだろう。
 ……喉が乾いて、貼りつくような感覚。
 爆発音が止んでも変わらない薄暗いオレンジの空を、鳥のような姿の何かの群が飛び去っていく。低空飛行らしく、姿は大きい。
 その群の中に、新太は確かに見た。
 クチバシにくわえられた、オレンジ色を反射する、銀色のネックレス。
 新太はぞっとして、眠るライを見やる。
 炭化した薪が折れてボキリと音をたてて、新太は驚いてひっと声をあげた。
 月が真上にあった。



 結界とたき火で守られている野営をそれでも一人で飛び出してしまったのは、その場にいられない気分になってしまったからだ。
 野次馬根性と、安っぽい正義感と、好奇心と、猜疑心とで今新太の気分は構成されていた。
 あそこで何が起こっているんだろう。誰か倒れていたら助けよう。でもどうやって。魔法は使えないしライもいない。いや、きっとなんとかなるだろう。
 ぐるぐる頭の中で想像と妄想と理想と現実が巡り巡って、なぜだか知らないがやたら興奮している。やれるのは僕だけだやってやるぞきっとできる。
 空のオレンジが自分だけをスポットライトで照らしているように思える。
 暗闇に慣れてはっきり見える獣道は、自分を導くレーザービームかビーコンか。
 空気がだんだん焦げ臭くなってきて、湿気と熱気が肌にまとわりつく。
 延焼するようであればとっくに周囲は火の海になっているだろうから、被害の大きさについてはそこそこ想像がついた。魔物さえいなければ、どうにかなりそうな予感。過信。

 10分ほど走ると、急に景色が広がった。
 少なくともたき火よりは大きな炎を中心に、小さな公園くらいの空間がぽっかり開いていた。
 中央にジャングルジム大の岩がそびえ、そこに衝突したのか、新太が今までに何度か見かけた、あの不格好なドラム缶―――バスが横たわっている。バス自体は炎に包まれていて、中の様子がよくわからない。
 脇に転がっているタイヤが、不自然なかたちで破られている。何か大きな力に引きちぎられたような、伸びきったタイヤゴム。
 後部の客車にも火が燃え移っていたが、中に誰かが残ってはいないようだった。人気は感じられない。もっとも人気を感じる能力もない。
「……もしもーし?誰かいませんかー?」
 場にそぐわない気の抜けた呼びかけで、新太は周囲を探す。
 炎が照明代わりになっているので近くは明るく見渡しやすいものの、逆に森の中は真っ暗で何も見えない。新太が見渡せた範囲には、人影は見あたらなかった。
 誰もいないのは、それはそれで不自然じゃなかろうか。何かありそうだ。興奮が新太の意識を刺激し、思考を呼び起こす。
「逃げた?喰われた?焼けた?」
 声がひっくりかえってみっともない。
 熱のせいで一瞬、頭がぼんやりとする。ナチュラルハイを通り越しただけかもしれない。
 ふと、燃料に引火してバスガス爆発!というイメージと早口言葉が頭をかけめぐった。
 ……無性に、怖くなった。
「逃げたよね?逃げた……んだよ、きっと。どっかで魔法の結界張ってさ、ライみたいに寝てんだよ。そりゃ深夜だし。こっちじゃUHFで深夜アニメなんてやってないし。あはは、あはは」
 その時だった。
 ざわわわっ!と木々が一斉にさざめいたのだ。
 風は感じなかった。炎も形を変えず、じりじり音をたてているだけだ。何も起きていないのに、何かが起きた。
 新太は悲鳴をあげた。ヒャッ、ともヒィッ、ともつかない、喉の奥から搾り出されたような声。
 暑さではない汗が、額から、手のひらから、一気に噴出する。恐怖。
「……やばい、やばいやばいやばい。これはやばい」
 我に返る、とはこのことだろうか。
 それまでの傲慢な自信は一瞬で消えうせ、残ったのは異世界からやってきた、戦いも生き方も知らない、不安な中学生が一人。
 あのネックレスが目に入ったのがいけなかったんだ。
 鳥が空を飛んでいなければ。ライが起きてくれれば。自分が外を出歩かなければ。
 憤怒、逃避、後悔が頭を駆け巡り、心臓の鼓動を早めた。
「ら、ライ……ッととと!?」
 思わず叫んで振り向こうとした新太は、足を何かにひっかけて、そのまま尻もちをつく。
「な……何これ……!?」
 転んだ足の先には、環状になった木の根、だけ、が絡まっていた。子供がやるような、雑草を縛って作る罠のような形状の。
 広場には何もなかったのに。根っこだってさっきまで無かったのに。
「まさか……魔物!?」
 木々が、再びさざめいた。
 それに呼応して、ひっかかった木の根が新太の足を締め付ける。その不自然な挙動は、明らかに魔力で生み出されたそれだった。
「でも、僕には魔法効かないんじゃ……?」
 しかし、現に木の根っこは新太の足を縛りつけるために、まるで生き物のようにぞわぞわと動いていた。
 何とかひっぺがそうと力いっぱい引っ張ってみても、自分の手にトゲが刺さって痛いだけだ。
「くそっ、くそっ、くそっ」
 息が荒くなる。痛いとか死ぬとか、不吉な単語が頭をよぎって、焦る。

 直後だった。
「……あっ」
 と、息をのむ細い声が聞こえて、新太は振り向いた。




(やべえ文字数多すぎる)
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3件のコメント

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うんにゃ、そんなことないと思います。
このままで…

というか、続きが(`・д・´;)ゴクリ
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文章量は確かに多いですけど、文章自体にキレがあるせいもあって、私も読んでて『長い』とは感じませんでした。
今回のストーリー展開考えると、むしろこのぐらいのボリュームでちょうどいいのでは?
  • 2009-08-21
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感想どもですー
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文章量はですねー
あと5行くらい減らしたかったかな、と自分の中で思っておりますです

とはいえ、削りすぎて脆くなったミニ四駆みたいになるとアレなので、ほどほどですかね(笑
  • 2009-08-22
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