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[C119]

てっきり「神父さん、首切り落とされて強制退場」みたいな、ハードでヘビーな急展開があるのかと…。
ライの別行動とか、どうも深読みしすぎたみたいです―あれ、本当に「春を満喫」だったんだ。
私としては「З」には力の抜けたお話を期待してるので、今回のこの展開なら、むしろオッケーなんですが。

…でも、やっぱり裏がありそうな気がするんですよね、ライの別行動。
  • 2010-03-26
  • 地獄の仏
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[C120]

ハードな急展開はどうもこっぱずかしくて
相当気が向かない限りやらないつもりです、
というかそんなに深くない会話劇がメインになるんじゃないかなと
ちょっとした世界観とイメージが固まってくれればそれでいいかなってくらいの……

ライはどうしましょうね
深刻にはしたくないですねぇw


絵についてはあれです
文章書いてから絵、となると一ヶ月じゃすまなくなっちゃって……
ココロに負担をかけないようにすすーっとやっていきたいのはやまやまなのですが
なかなか難しい。
訓練と気合が足りませんやね。がっくし
  • 2010-03-26
  • Haming
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Little Bravery Э  3.2

3.2


 シロを追って走り出そうとした新太の足下を全速力で駆け抜けていく何かの影があって、飛び上がって息をのんで、ついでに足もちょっと吊った。
 驚いて振り返ると、先ほど路地に消えたはずの猫の親子が、何かに怯えた様子で一目散に逃げていくのが少しだけ見えた。
「この先に何かこうね、尋常ならざる……何て言うのかね、殺気みたいなものをね、私は感じざるをえないと思ってみちゃったりしちゃったりするんだァね。うん、これはヤバい」
 あからさまに目をそらしつつ神父が言う。じつにわかりやすい態度だ。
「嗚呼、私もあと30年若かったら……シロを助けてヒーローになれるだろうに。ゲフンゲフンああ持病のウンニャラ病がナンジャラモンジャラ」
「あーハイハイわかりましたわかりました、いい加減うざいですから」
 肩を落とす新太に、神父が微笑んで手を振る。
 この調子では、テコでも一緒に来てはくれないだろう。
 新太はますますゲンナリして、路地の先に目を戻す。
 シロの歩みは遅く、自分のことを誘っているようにも見えた。
 不穏な空気が流れているらしいことなんて、彼女にとっては些細なことなのかもしれない。
 歩を進めると、新太にでも感じられるくらいのどんよりとした空気が、周囲を支配する。
 できるならば、僕も持病とか嘘ついて逃げ出してしまいたいなと思ってみる。でも、シロを見たら、そんなことは言っていられない。
 意を決して、新太は再び前へ進む。
 シロに追いついてその細い右腕を、一瞬ためらったあと、おそるおそる掴んだ。こんな状況なのに頬が赤らんだ。
「ほらシロ、早く宿屋にチェックインしに」
 行こう、と続けようとした新太の眼前を、シュッと音をたてて何かが通り過ぎていった。直後、背後でブスリという違う音。赤い顔が一気に青ざめていくのが、自分でもよくわかる。
 振り向くと、金属のフォークが、背後の石でできた壁に突き立っていた。
 フォークが飛んできた方向には喫茶店かレストランと思われるテラスがあって、男女が一組向かい合って座っている。他には誰もいない。
 その向かい合っている男女が、誰がどう見たってわかるくらいの険悪な雰囲気なのだ。二つ並んだ皿のうち片方に、フォークが無い。
 二人とも椅子にふんぞり返って腕組みし、眉根を寄せてにらみ合っている。一触即発の様相。
 他に誰もいないように見えるのは、来るであろう災厄を避けるため、すでにその場から逃げ出していたからなのかもしれなかった。
 こっちの世界に来てからの、何度目かの足の震えを新太は感じる。
 セオリーどおりなら、次に飛んでくる何かに頭をやられて気絶するというお約束が待ってるんだと新太は瞬間的に思って、逃げ出してしまおうとシロの腕を引っ張ったら、
「……だめ」
 逆に手首をがっしりと掴まれた。か細い腕からは想像しにくい、意外に強い力だった。
 えっ嘘何これどうなってんの。新太の頭の中で疑問が巡る。
「ってぇーかよォおおおおオマエがトロットロしてッからいけねぇんだろうよ?!」
「考え無しで突っ込んでったら自爆するだけだって何回言ったらわかるのよこのボケナス!」
「サポートがオマエの役目じゃねぇか、何言ってんだこの役立たず」
「人の話も聞かないボンクラをどうやってサポートするってのよこの穀潰し!」
 突如はじまった二人の罵りあいは初っ端から最高潮だ。とにかく喧嘩の真っ最中だということだけは、混乱中の新太にもよくわかった。
 むしろわからなかったのが、何故シロがこの二人の喧噪に関心を持ったか、だ。
 二人のうちどちらかが大声をあげるたび、ビリビリ空気が震える。イヤな空気だと新太は思う。昔、両親が大喧嘩して険悪な雰囲気になったのを思い出した。あれと似たような雰囲気だ。
 二人は完全に自分たちの世界に、悪い意味でこもってしまっていて、距離にして20メートルも離れていない新太とシロに痴話喧嘩を覗きこまれていることなんて、まったく気付いていない様子だった。
 聞き取れるが聞き取らない方がよさそうな言葉の応酬が、いつはちきれんかとばかりに続いている。
「っていうかシロ、あの二人がどうしたっていうのさ」
 緊張感に少し慣れてきた新太が、相変わらず手を離そうとも動こうともしないシロに問う。問うて、
「あ、やっぱいいや」
 あきらめた。
 二人を見つめるその視線が存外に真剣で、それ以上話しかけるのがためらわれたからだった。あと、うなじがちょっと綺麗だったのと。

「あーあーわかったよ!金輪際お前との行動は絶対にとらん!命がいくつあっても足りやしねェ」
「こちらこそ願い下げよ!こんな役立たずに魔力を消費するなんて、それこそ無駄よね、非エコロジーだわ環境破壊だわ時間の無駄だわ。バカらしいったらありゃしない」
 うなじに見とれているうちに、長い口げんかは結局引き分け、物別れで終わったようだった。
 互いを一睨み、上がった腕が振りおろされ、一陣の風が巻き起こる。
 風は周囲の窓や木々を鳴らし、青くなっていたり赤くなっていたりした新太の気分を、一気に正常に戻す。
 終わったのかな、やれやれ―――そう思いかけたそのとき。
 頭上で、何かがグラリと音をたてた。
 不審に思い見上げる新太の顔を、円形の影が覆う。影はみるみるうちに大きくなって。
 ぐわぁぁぁぁぁあん、と情けない金属音が、それはもう気持ちよくあたりに音を奏で、男女とシロの視線を釘付けにした。
 落ちてきたもの、それが巨大なタライだと気づくまで、時間はかからない。
 ……お約束には逆らえません。
 多分そう言ったのは神様だ、と新太は何度目かの薄れゆく意識の中で思うのだった。
 何の神様かは、どうでもいい。



(ダラっといくよー)
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てっきり「神父さん、首切り落とされて強制退場」みたいな、ハードでヘビーな急展開があるのかと…。
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